大人にこそ読んでほしい絵本“100万回生きたねこ”〈著者〉佐野洋子

今回は僕が読んできた絵本の中で、ダントツ1番好きな“100万回生きたねこ”の
ご紹介をさせて下さい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

かなりの名作な絵本なので知っている方が多いとは思うのですが、
改めて大人にこそ読んでほしいと思いました!!

自分がこの絵本を読んでどう感じたのかとゆう事や、
大人でもどんな人に読んでほしいのかといった事を書いていきます( ´∀`)

どんなストーリーなのか。。

100万回死んで、100万回生きた猫がいました。その猫は立派なトラ猫で、みんなに愛されて生きてきました。100万人がトラ猫を可愛がり、100万人がトラ猫の死を悲しんだのです。

引用元:pictbook

冒頭はこのような始まりで、話が進んでいき展開していきます。

主人公のトラ猫は100万回とゆうとんでもない数死んで、100万回とゆうとんでもない数生きたとゆう事なんですが、つまりは輪廻転生する猫だったのです。

100万人に愛されて、100万人に死を悲しんでもらえた。。
これだけ聞くとなんて幸せな猫なんや!と思います。

でもトラ猫はそうじゃなかったんです。
トラ猫は100万人に愛されても、自分が愛した事が1人もいなかったんです

この本を読んだ僕の感想。。


僕にとって衝撃的すぎる絵本でした。

なぜかとゆうと、自分のこれまでの人生とリンクしすぎていたからです。

初めに読んだ時は感動を通りこして動けなくなりました。
こんなに引き込まれた本は小説など全ての本を含めても今までありません。

それほどまでに自分にとってはかけがえのない本です。

本は読むタイミングで話の内容の捉え方が全然違います。

音楽にも言える事ですが、今まで興味のなかった曲がある日突然
自分の心にスッと入ってくる感覚と似ています。

それは現在の自分の心境や状況が歌詞とピッタリはまるからです。
その時に人は初めて感情が揺さぶられます。

この本も同じで、話の内容と、自分の現在の心境と状況が
ピッタリとはまったから感動したのです。。

この本との出会い。。


僕の今までの人生の話にはなりますが、自分の考えや気持ちを分かり合える人が周りいませんでした。人に裏切られたり、2人の親友を亡くしたり、女性を心の底から好きになった事もなかったのです。

それゆえ人と関わるのが嫌になって、「誰とも会いたくない」と心を塞いでしまいました。
友達はたくさんいたはずなのですが、何をもって友達なのか、、分かり合う事もできないのに
友達って言えるのか、、と悩んだ末に自分は『孤独』なんだと気づきました。

誰かが傍にいれば『孤独』ではないわけじゃないと。。

孤独』は自分の心の中だけに潜むものだと。。

そんなある日、歯医者に行った時の待合室に絵本が置いていました。

何気なく見ていると、表紙が猫の絵の絵本があったので手にしました。(猫が好きだった理由だけで選びました 笑)それがこの本との出会いです。

どんな人に読んでもらいたいか。。


僕が歯医者でこの本を手にした時『孤独』を感じていた時期でした。

感動した点ですが、(ここからは僕の独自の解釈になります)

トラ猫は環境に恵まれ、誰からも愛されていたにもかかわらず、
孤独』な心を持った猫だったからです。

それゆえ誰かを愛したいとゆう気持ちが心の奥底ではあったのかと。。
この時点で僕のその時の心境とリンクしていたのです。

認めたくなかっただけで、人と関わりたくない、、1人が楽だと思っていても、
心の奥底では誰かを愛したいとゆう気持ちがありました。

それは、生まれてから1度も誰かを愛した事がなかったからです。

これ以上話を進めていくとネタバレも出てきそうなので、
話をまとめていきたいと思います(笑)

まとめ


この絵本のテーマは孤独です。

子供用に作られたとは思えない程の内容になっています。
逆に子供が読んだらどんな感想を述べるのかが気になりますが。。

僕の独自の解釈ですが、絵本は大人が子供に読み聞かす事が多いです。

著者の佐野洋子さんは子供だけではなく、読む大人にも話を届けたかったのではないでしょうか。。読んだ後に僕はそう感じました。

なので結局のところ、どんな大人の方にも1度読んで頂きたい本です。

その中でも、孤独を感じていたり、誰かを愛し愛されたいと思っている方には
特に心に響く本でしょう。

それでは今日はこの辺で。。

ほなまた( ´ ▽ ` )ノ