カメラ初心者必見!!SS(シャッタースピード)設定の決め方


前回のカメラ初心者必見!!F値(絞り値)設定の決め方に続いて、今回はカメラ初心者の方に向けて、カメラのSS(シャッタースピード)設定の決め方をお伝えしていきます!!

これからご紹介する設定のやり方は、僕がカメラマンとして色んなシュチュエーション、色んな被写体を撮影してきた結果身に付いた設定のやり方なので、絶対こうした方がいいとゆうものではありません。

それに、趣味でするのであれば表現は自由なので、自分で色々試してみて、お好みの設定を見つけて頂ければと思います。

今回は、今は初心者だけどいつかは仕事でカメラマンになりたい、、とか、趣味でカメラをしているけど副業カメラマンをしてみたいと思う方に向けて、ご説明していきます( ´ ▽ ` )ノ

ポートレート撮影


今回もポートレート撮影の場合のSS(シャッタースピード)設定からお伝えしていきますね。

  • 止まっている被写体
  • 動いている被写体


大きく分けてこの2つになります。

1.止まっている被写体

止まっている被写体を撮影する場合の設定は、、

1/200秒〜1/250秒

このSSが手ブレせず、被写体ブレもしなくて撮れる安心ラインです。

手ブレに関してもう少しお話すると、本来一般的に手ブレしないと言われているラインは、

1秒/焦点距離

と言われています。例えば、50mmの焦点距離で撮影する場合だとSSが1/50秒、
200mmの焦点距離だと1/200秒に設定すると手ブレしないラインと言う事です。

ですが、仕事で撮影するとなるとあまりお勧めは出来ません。
なぜかと言うと、写真はブレてしまったら修正が出来ないからです。

50mmの焦点距離でSSを1/50秒に設定しても、手ブレしないようにしっかり意識して気を付けないと、ブレます。それに、いくら人物に動きがなく止まっているようでも、物と違い人間は完全に止まる事は出来ません。
1/50秒までSSを遅くすると被写体ブレが起きる可能性があります。

そのリスクを抑える為に、安心ラインの設定をお勧めします。
僕自身も仕事で撮影する場合は、よっぽど暗い場所で撮るとかでもない限りSSを1/200秒より遅く設定する事はありません。

以上が止まっている被写体を撮る時の設定になります。

2.動いている被写体

続いて、動いている被写体を撮る時の設定になります。

考え方は先程ご紹介した止まっている被写体の時と同じで、ブレない設定を心掛ける事です。

1/400秒〜1/1000秒

この設定が安心ラインになります。

例えば、ファミリーフォトの案件で、子供が走り回って遊んでいるシーンを撮る場合はSSを1/400秒以上に設定して撮影します。
経験上この設定が小さい子供が走り回ってもブレずに止めて撮れるラインです。

大人になれば子供よりも動きが早くなるので、中学や高校での運動会のリレー撮影の場合等は
SSを1/1000秒以上に設定します。これもブレずに止めて撮れるラインになります。

動いている被写体の設定は、手ブレしないラインまでSSを速くしているので、手ブレの心配はありません。

それよりも大事な点はピント合わせです。

止まっている被写体と違って、動いている被写体はピントを合わせるのが難しいです。
これは経験や慣れにもなるのですが、焦らず確実にピントを合わせるよう意識しましょう!!

その他の撮影


前回のカメラ初心者必見!!F値(絞り値)設定の決め方同様、その他の撮影とさせて頂いたのは、撮影ジャンルは風景写真、建造物写真、動物写真、etc、、たくさんあるのですが、
設定の考え方はポートレート撮影と同じなのです。

例えば、建造物写真のように止まっている被写体の場合は、手ブレしない1/200秒〜1/250秒
動物写真のように動いてる被写体の場合は1/400秒〜1/1000秒で設定するといったところです。

暗い場所での撮影

基本的にはご紹介した安心ラインで色んなジャンルの撮影ができるのですが、例えば極端に暗い場所での撮影だと明るさが足りないので、SSを手ブレしないギリギリまで遅くしなければいけない状況等もあります。

しかし、クライアントワークで今までも現在も案件を受けていきましたが、1度もそういった状況の撮影はありません。
プライベートで夜景撮影や、暗い部屋で撮影をするのであれば、SSを安心ラインより遅くして撮る事もありますが、仕事(主にクライアントワークでは)で撮る事は皆無です。

ですので、仕事で撮影する場合のSS設定はこれまでご紹介させて頂いた安定ラインで事足りると言う事です。

設定に対する考え方


F値設定の決め方の時にもお伝えしたのですが、大事な事なので今回も同様、設定に対する考え方を記載させて頂きます。

仕事をしていく上で大事なのは、撮影現場でクライアントさんをお待たせしない事です。
撮影時カメラマンは、被写体の身なりや、立ち位置、ポージング、光の当たり方等、、気にかけるポイントがたくさんあります。

そんな状況で、設定するのに時間をかけていたらどうでしょうか?
僕が依頼者ならやはり「このカメラマン大丈夫かな、、」と不安になります。

大事なのは、撮影までに決めれる事は決めておくとゆう事です。

設定は打ち合わせの段階で、撮るロケーションやシュチュエーションをクライアントさんから聞いていたら、予測ができます。

例えば、明るい場所で人も激しい動きがなさそうな感じやからSSは1/200秒でいけそうやな、、とか、外で子供が走り回る場面もあるみたいやからSSは1/400秒以上にせなあかんなとか、、

事前に自分の中で決めておけば、撮影時に設定で手間取る事は無くなりますし、
クライアントさんをお待たせする事もありません。

以上の事から、今回紹介した設定を是非参考にしてみて下さい( ´ ▽ ` )ノ

まとめ


いかがだったでしょうか?今回も僕が仕事で撮影する際の設定や考え方をお伝えしてきました。

カメラ設定の中でもSSは、僕が1番気を付けている設定なんです。。

初めの方にもお伝えした通り、写真はブレてしまったら修正が出来ないからです。
F値の設定は誤ってボケ味を強くし過ぎても、後から編集ソフトで調整できますし、正直ピントさえ合っていれば修正しなくても納品できるレベルの場合がほとんどです。

ですがブレた写真の場合、編集ソフトでブレを低減する事は出来ても完全に修正するのは難しいのです。それでは例えピントが合っていても納品するのはクライアントさんに失礼ですよね。。

なので、SSは特に気に掛けて設定する意識を持って頂きたいです( ゚д゚)

もしここが分からないとか、こうゆう時どうしたらいいの?等、
質問がある方は遠慮なくコメントやお問合せ下さいね!!

それでは今日はこの辺で。。

ほなまた( ´ ▽ ` )ノ