“カメラマン”とゆう天職に出会う

十数年の時を経て、僕はようやくカメラマンとゆう天職に出会う事ができました。

プロフィールにもカメラマンになった経緯を書いているので重複する内容になるかもしれませんが、少しだけ深堀って執筆しようと思います。


僕は今まで自分がやりたい事もなく、何をしたらいいのかも分からないまま
特に好きでもない仕事をしてきました。


それでも高校を卒業してから今まで「好きな事を仕事にしたら幸せやろーな~、、」とゆう気持ちだけはずっと心の中にありました。


やから毎日のように暇さえあればネットで職種一覧を見たり、求人広告を見たりして、自分に合いそうな、好きになれそうな仕事を探していました。


それでも自分の中でピンとくるものは一つもありませんでした。


俺は何がしたいねん、、」と自問自答してはあてもなく探し続ける日々です(^-^;
そんなこんなで気づけば10年以上経っていました、、(-_-メ)

妹に子供ができたのをきっかけに、、


ある時、妹に子供が授かって里帰り出産で実家に戻ってきていました。
その頃にちょうど僕も訳あって急遽実家で暮らすことになりました。


その後、無事に妹は出産して家の中は一気に賑やかになりました(´▽`)


妹が子供に向ける優しい顔や、母親の嬉しそうな顔を見ていると心の中で「うんうん、良かった良かった」と僕も幸せでした(^-^)


そんなある日、本間に急にふと、「妹の子供の成長をええ感じのカメラでええ感じに撮ってあげたらええ感じに喜ぶんじゃないか、、( ゚Д゚)」と思い立ちました。


そこからは早かったです(笑)


すぐに家電量販店やカメラ屋さんに行って、自分に合うカメラを探しました。
そこから自分の手にフィットしたカメラがあったので、(この時カメラの知識は皆無です(笑))
それを少しでも安くと、ネットで購入しました( `ー´)ノ


今思えばプロも使っているカメラで、結局かなり高かったのですが(汗)


そこからは、分からんなりにも早速子供を撮りました。
妹が世話しているところや、母親があやしているところを撮ったり、
皆で公園や自然豊かなところに行ったり、、気づいた時にはもうカメラに虜でした。


カメラってこんなに楽しいものやったのかと、、スマホで撮ってた時には全くなかった感情がでてきました。


そんな日々が続いたある日、妹が鹿児島に移住する事になりました。

昔から子供が苦手だった、、


話は少し変わりますが、僕は昔から子供が苦手でした。。

特に何がとゆうわけでもないのですが、今思えばたぶんあの汚れのないキラキラしている目を見ると汚してしまいそうで近寄れなかったのでしょう(笑)


そんなこともあり、兄貴の子供を僕だけ一度も抱いた事がなかったのです。
何回か家族に渡されたのですが、あの時は頑なに抱かなかったですね(^-^;
今思えばひどい話ですが、、(/ω\)


それは妹の子供も例外じゃなかったんです。
やっぱり何か抵抗があったんですね、妹はそれを知ってなのか僕に子供を渡す事はありませんでした。
それでも母親は何回か渡そうとしましたが、僕は「いや、俺は、、」と断りました。。


そうこうしてる間に妹が鹿児島に行く日が訪れました。


最後の最後まで家族の写真を撮っていました。


そして妹が「そろそろ行くわ、、」と言ったので、家の外に出て見送ろうとした時、
妹がいきなりクルっと後ろを向いて「ほい!」っと僕に何かを渡してきました。


子供でした。。


僕はいきなりやったので、慌てたのか、それでも落としたらあかんとゆう気持ちで子供を抱えました。。そんな中妹は笑いながら、それでもどこか嬉しそうにスマホで写真をたくさん撮っていました(^-^;


後から妹が写真を見せてきましたがひどいものでした。。
めっちゃぎこちなくギターを持っているような抱え方でした(笑)


それで気が済んだのか今度こそ妹は「行くわ!」と言って外に出ました。
その時に、もしかしたら妹はずっと抱いてほしかったんかなぁと思いました。。


そして、そのまま車が見えなくなるまで手を振りながらも、写真を撮り続けました。

妹の“ありがとう”をきっかけに、、


家に戻り、静かになった部屋でふと思いました。


そういえば今まで撮った写真まだ見てなかったな、、」と。


データを全部パソコンに移して、見ていくことにしました。
不思議なもので、妹家族がいなくなった今、最近撮ったはずの写真がずいぶん前のように感じるんです。。


それを一つ一つ見ながら物思いに耽りました。。
あ~、、これ良かったな~、、あれ楽しかったな~、、と思いながら、、
一人でニマニマしながら、、(笑)


そして、次の日に今まで撮った全データを妹に送りました。


すると時間が経ってから、いきなり妹から電話がかかってきました。


電話に出ると妹は、「勇士ありがとう!こんなにいっぱいこんなに綺麗に撮ってくれてありがとう!めっちゃうれしいわ!」と何度も何度もお礼を言ってくれました。。


僕はこんなにお礼を言われるなんて思っていなかったので、とにかくびっくりしました。
でも、電話を切った後に、嬉しさが込み上げてきました。。


今まで自分がした事で、こんなに感謝された事ないかもしれん、、」と。。


その瞬間、僕は「よし、カメラマンになろ!」と決めました( `ー´)ノ


そこからは早かったです(笑)


次の日に早速ハローワークに行き、カメラマン一択で仕事を探しました。
そして二件応募に出して、一件がすぐに連絡あり面接する事になりました。


面接では、カメラ歴もないのでそのままの気持ちを面接官に伝えました。


妹家族の写真をたくさん撮ってデータを送ったらすごく喜んでくれたんです。。それが嬉しくてカメラマンになろうと思いました」とほんとにそのまま伝えました。
今思うと、小学生でも言えそうな言葉だったなぁと思いますが(笑)


すると意外な返事がありました。。面接官の方が、「実は僕も30年以上前に親戚の子供を撮って喜んでくれたからカメラマンになったんです」と言われました。。


とてもびっくりしたのですが、それと同時にこの会社と縁があるんじゃないかとも思いました。。


そして面接が終わり、その日の昼頃に連絡があり、採用されました。

こうして、僕のカメラマンとしての人生が始まったのです